千日手指し直しとはどういうこと!?千日手に持ち時間はあるの!?

千日手とは

千日手指し直しって何!?持ち時間は!?

今話題の藤井4段ですが、6月2日の棋王戦の予選で千日手指し直しとなったのです。
藤井4段と澤田6段の対局でした。

千日手指し直し・・・?

なにそれとなった人も多いことでしょう。

そこで千日手指し直しとはどういうことか!?千日手に持ち時間はあるのか!?

など調べてみました。

1・千日手とは

千日手といっても将棋やチェスなどを知らない人にとって聞きなれない言葉です。
簡単に言えば将棋やチェスで同じ手順を繰返すことです。
これではいつまでたっても勝負がつきません。

そこで、三度繰り返した場合、無勝負として指し直しと決められています。
ちなみに千日手は将棋において三大禁じ手となります。

何度も同じことを繰り返すということはお互い、膠着状態になります。
膠着状態は決して、自分のためにも相手のためにもなりません。
何故なら、将棋やチェスは頭脳戦だからです。

張り詰めた雰囲気は長続きしません。

それに消耗戦になります。

正直、スポーツであれば、その最中にスポーツマンシップに反する行為ととられかねません。
実際、柔道で同様のことをやれば戦う意思がないということで減点になってしまいます。
確かにただ勝つことだけが一番だと言いにくいです。

ちなみに将棋には千日手というルールが存在します。
一体、その理由とは何になるのでしょう。

ぶっちゃけ、千日手は引き分け以外の妥当な裁定を規定するのが難しいからだと言われています。
それに千日手を打開するためには仕掛けた側が手を変えなくてはいけません。
後手に回った人にも何の手立てもないということです。

さらに仕掛けた側の定義が曖昧なためにこういったルールになったのでしょう。

ただ、将棋などの対戦の中には千日手を回避したために敗北した人もいます。

将棋の棋士の中には千日手を使うことを恥だと思う人もいるようです。
別に千日手がルールである限り、使っても問題ないはずです。

しかし、千日手を使うと面白みにかけると感じる人も少なくないようです。
それは千日手は引き分けを持ち込むために利用するからです。

ただ、千日手を先手の反則にすべきという意見も出ているようです。
しかし、人によっては反対意見もあります。

千日手は後手勝ちの場合、ゲームバランスを壊すので反対だという人もいます。
その理由は様々でとにかく、千日手は将棋のルールとして採用されています。


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2・千日手指し直しについて

最近の千日手指し直しとなった局面は6月2日の棋王戦の予選でした。
藤井4段と澤田6段の対局でした。

そこで千日手指し直しについて詳しく解説したいと思います。
ちなみにその時の対局では午前中に千日手指し直しになりました。
再開後、あと一手に負けに追い込まれていきます。

そもそも、指し直しとはどんなルールなんでしょう。
将棋では同じ局面が4回続いたらその勝負は無しになります。

引き分けではありません。
要するにもう一回、最初に戻ってやり直しましょう。
これが千日手指し直しです。

プロの場合なら後手、先手を入れ替え引き分け、指し直しをします。

そこで、どんな局面かといえば今回は藤井4段と澤田6段の対局を参考にして説明しましょう。
まず、藤井4段が金の駒を左に動かします。

それを見ていた澤田6段も同じく、金を左に動かします。

すると、今度は藤井4段、動かした金の駒を再び、元の位置に戻します。

さらに澤田6段も同様に金を元に戻してしまいました。

その結果、何の進展もなかったことになります。
結局、時間だけが無駄になってしまったわけです。

ちなみに何故、こんな展開になるかと言えばこの駒以外を動かすと自分の不利な展開になるからです。
なので、千日手指し直しを避けた途端、負けてしまうということがあり得るということです。

それにお互いが相手の手を読みあった結果の膠着した展開が何度も同じ局面になってしまうわけです。

ただし、プロの局面では千日手指し直しが発生するのは2パーセントから3パーセントという非常に珍しいことです。

なので、千日手指し直しが出るということは双方、読みに優れた棋士だと言えるでしょう。


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3・千日手 持ち時間

まず、将棋であれ囲碁であれ待ち時間が用意されています。
待ち時間はただ待っているだけではありません。

双方、考える時間になります。

千日手は即日指し直しになります。
持時間は持ち越しになります。
片方が持ち時間1時間ない場合は、少ない方が1時間になるように調節します。

タイトル戦ごとにそれぞれ規定があります。

ちなみにプロの将棋の対戦では千日手になること自体、まれです。
なので、先日手のルール自体、知らない人もいます。
さらに経験した人もそんなにいません。

なのに今回、こんなに注目したのはやはり、藤井4段と澤田6段の対決だったからでしょう。
それは藤井4段にとっても千日手の対局は初めてだったからです。

しかし、初体験の千日手にも冷静に対応し、持ち前の終盤力で劣勢から大逆転という結果で幕を下ろしました。

最後に将棋に詳しくない素人にとって千日手は判りにくいルールです。
それに相手と同じ動きをするだけです。

おまけに盤上は進行していきません。

中には千日手というルールの改正を求めている棋士もいます。
だからといって、千日手になったからといって後手の勝ちということになれば別な点で問題になってくるのかもしれません。

とにかく、千日手のルールについてはこれからの将棋界の課題になっていくのかもしれません。