神様に感謝して景気回復!
酉の市に行こう!
近年、流行しているコロナウイルスによる行動制限や自粛、イベントの中止など日本はもちろん世界的に景気はよくありません。
しかし、多くの医療従事者と研究者、行政、国民の協力で徐々に落ちつきをとり戻し、少しずつ日常が帰ってきている気がしますね。
再びみんなで明るく1年を越せるように、コロナで落ち込んだ景気をなんとか回復していきたいですよね?そこで、まずは困った時の神頼み!縁起を担いでおめでたい酉の市をご紹介します。
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目次
酉の市とは?
11月の酉の日に行われるお祭りです。鷲神社・酉の寺・大鳥神社など鷲や鳥にちなんだ寺社の行事で、中でも鷲神社の鷲にちなんで、『運気をわし(鷲)つかみにする』と縁起の良いお祭りとして広まりました。
終日お祭りになり、屋台や御祈願を楽しみに多くの人が集まります。
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由来は神道と仏教の2説あり
古くから親しまれて、寺社双方で行われる祭りですので由来も双方にあります。
神道では、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の戦勝祈願を鷲宮神社で行い、花畑の鷲神社で勝利を祝ったとして、日本武尊の亡くなった日とされる11月の酉の日に大酉祭が行われます。その大酉祭でたった市を起源としています。
そして、その戦勝のお礼参りに日本武尊が11月の酉の日に参り、社前の松に武具と
熊手を立て掛けたことから、熊手が縁起物となりました。
一方、仏教の説は、高名な日蓮が11月の酉の日に祈願した際、鷲見大菩薩が鷲の背に乗り現れた事にちなみ、11月の酉の日に長國寺では鷲見大菩薩がご開帳し、その時にたった市が起源としています。
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幸福をかっこめ!熊手御守と縁起熊手
酉の市といえば熊手!!というイメージでしょう。
熊手はその形状から、鷲の爪になぞらえられ<幸福をかき集める・鷲づかむ>の意味がこめられています。
お多福や宝船、絵扇やその年の流行をモチーフとした様々なモノが屋台に所狭しと並べられ、華やかでゴージャスなその光景を見るだけで、すでに幸福の第一歩をもらっているような感覚になりませんか?
この熊手も元は、お祭りに集まった農民に農機具を市で販売していて、オマケに小さな縁起物を付けて販売していたのが始まりのようで、オマケに弱く、食玩やガチャガチャをつい集めてしまう現代人も同じだな〜と思っちやいますよね。
屋台で時折、威勢のいい手締めの音が聞こえてきます。これは、客と熊手商が商談をして客がご祝儀を熊手商に渡すと打たれます。
熊手は客と商人が買った(勝った)まけた(負けた)と気風良いやりとりをして、負けてもらった差額を商人にご祝儀として渡すというなんともいなせな光景なんですね。もちろん差額全部を渡さなければイケナイとは決まってなく、自由なのですが、せっかくの酉の市で運気を上げたいのに、ケチはできないと思うのが人情かもしれません。
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令和3年の酉の市はいつ!?
今年の酉の日は
11月 9日(火) 一の酉
11月21日(日) 二の酉
開催されるようです。コロナウイルスの感染症対策はもちろん万全にして、みんなで福をわしづかみに行きましょう!!
有名な所をいくつかご紹介します。
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浅草・鷲神社
住所 東京都台東区千束3丁目
いわずとしれた有名神社です。午前0時の一番太鼓を合図に始まり、一番福を求めたり、御祈願に多くの人が参拝します。
浅草の町なので周辺は観光スポット、注目のお店の宝庫です。個人的には忍者カフェ行ってみたいです。
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足立区・大鷲神社
住所 東京都足立区花畑7丁目15番地1号
こちらも由来のある神社。7月には第三日曜日には獅子舞があります。
こちらは午前5時からの開門となっており、臨時シャトルバスが出てアクセスしやすくなっています。
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群馬県・熊野神社
住所 群馬県前橋市千代田3丁目8番12号
前橋4第祭りに数えられるお祭りです。11月の一の酉に行われ、熊野神社の神使の八咫烏の御影の開扉に、八咫烏石のお神拭い、音楽イベントなど多彩な行事が行われます。
2021年酉の市まとめ
いかがだったでしょうか?
2021年もあとわずかになってきました。今年ツイてなかった人もツイてた人も縁起を担いで福をとり、酉の市に行って、幸せをわしづかみにしましょうね。